飯田リニア通信 更新:2020/01/01、2020/01/22

「リニアを考える愛知県連絡会」からの通信

神領立坑の工事の様子(2020年1月17日)

(2020/01/22 追加) 2020年1月17日の様子について新たに報告がありました。

神領立坑の工事の様子(2019年12月23日~29日)

 「リニアを考える愛知県連絡会」の川本さんから第一中京圏トンネル坂下西工区(愛知県春日井市坂下町~勝川町)の神領立坑の工事の様子の報告です。

 ここは、開業後は非常口になる予定ですが、シールドマシンをここから発進させるかどうかは未定のようです(参考:日刊建設工業新聞ブログ、2017年11月1日:"【大深度区間の第一首都圏と中京圏トンネル】JR東海、リニアのシールド工事初弾公告")。

 潜函工法のひとつのニューマチック・ケーソン工法を採用。現在、つくっているのは立坑の一番底の床になる部分です。床の下側を掘削して上部をだんだん沈めていきます。ニューマチック・ケーソン工法(Pneumatic caisson method)の、「ニューマチック」は「空気圧」、「ケーソン」は「箱(=函)」の意味。どちらもフランス語。底板の下部の地中に接する作業する空間に圧縮空気を送って周囲からの水の進入を防ぐのだそうです。中に人間が入るので、地下水位から30mが施工限度だそうです。労務管理をきちんとしないと作業者が潜水病になる恐れがあるそうです(参考:土木講座_2級土木合格を超えて)。