5月17日、第14回口頭弁論(速報)

更新:2019/05/18

 ストップ・リニア!訴訟の第14回口頭弁論が東京地裁で5月17日開かれました。今回は工事申請その2の認可取消を求める訴訟の原告3名が意見陳述を行いました。長野県からは、中間駅の出来る上郷北条の大坪勇さんが意見陳述しました。裁判後の報告集会では東京外環道訴訟の原告代理人を務める竹内更一弁護士が大深度法やシールドトンネルの問題点について話されました。

 5月16日に北条自治振興センターで行われた、JR東海、飯田市による説明会で、風越山(かざこしやま)トンネルの東部分はシールド工法で施工するという説明がありました。この工法でも地上部分には相当程度の影響が生じる恐れがあるのに、トンネル上部にあたる上郷黒田地区に対しては、説明会は開かれないようです。

 風越山トンネルの通過する黒田地区や上飯田地区は大深度法の適用される場所(地下の利用が高度に進んだ都市部)ではありません。しかし、法律の適用があるかないかに関係なく、行われる工事の内容は、固まっていない地質での深い深度でのシールド工法という点では同じです。地盤が頼りないからこそシールド工法を採用するのです。

 口頭弁論と報告集会の詳しい内容は後日、原告団本部より出てくると思います。とりあえず、意見陳述の内容、講演会レジメなど資料を以下に掲載します。

 以下は、北条の大坪さんの意見陳述のとき上映されたスライドの元画像の一部です(画面をクリックすると拡大できます)。


↑ 工事申請に付属の駅平面図に飯田市が周辺整備区域など記入した図面。


↑ 飯田市の駅周辺整備計画のデザイン案

↓ 北条地区の様子