飯田リニア通信 更新:2019/12/03

シンポジウム・南アルプスにリニアはいらない、1月19日

 計画発表当初から、多方面から懸念されていた、リニア中央新幹線の南アルプスのトンネル工事。環境へ与える影響について、特に静岡県の大井川の減水や、南アルプスの生態系への悪影響を心配する、大井川流域の自治体と静岡県は、JR東海に納得できる説明を求めてきました。しかし、静岡県民の理解を得るに至っていません。2027年の開業は「黄信号」という新聞見出しがたびたび見られます。南アルプスとリニア中央新幹線について、2020年1月19日に川崎市でシンポジウムが開かれます。

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巨大土木事業からの自然被害を訴える全国集会

南アルプスにリニアはいらない

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長野県大鹿村と南アルプス

2020年1月19日
午後2時~午後4時30分
川崎市・麻生市民館大会議室 (定員250名)

 2027年のリニア開業にあせるJR東海は、国の財政支援などのサポートを得て、沿線の自治体や住民に圧力をかけています。しかし、大井川の減水対策のいい加減さに静岡県が強く反発、南アルプストンネルの静岡工区の工事は始まっていません。さらに、長野工区でも残土処理場が決らず、トンネル工事が中断。工事中の非常口の出水や落盤事故に続いて山梨実験線で車両火災事故が起き、リニア開業のめどは不透明になっています。工事は今止めるべきです。

 私たちは、世界に誇れる南アルプスの魅力と、リニア工事による不可逆的な自然破壊のおそれについて皆さんと共に考えます。

<当日の発言者>

塩坂邦雄氏(静岡県環境保全連絡会議委員)
辻村千尋氏(前日本自然保護協会保護室長)
五十嵐敬喜氏(弁護士、法政大学名誉教授)
進行:川村晃生(ストップ・リニア!訴訟原告団長、慶應大学名誉教授)

主催:
ストップ・リニア!訴訟原告団
リニア新幹線沿線住民ネットワーク

協賛:
リニア新幹線を考える登山者の会
大鹿村の十年先を変える会

問合せ:
天野 090-3910-8173
矢沢 090-6108-6568
山本 090-8775-1879

資料代500円


<シンポジウム・発言者 プロフィール>(敬称略)

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塩坂邦雄(しおさかくにお) 地震・地盤における第一人者。現場での調査から問題の本質に迫る現場主義者。大井川の減水対策についてJR東海に不信感を持つ。
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辻村千尋(つじむらちひろ) 国立公園などの自然環境の保全に関する 活動を続ける。 地域自然ネットワークを主宰 。リニアの南アルプスへの影響の意見書提出
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五十嵐敬喜(いがらしたかよし) 公共事業や都市計画など大規模事業の仕組みや法律について問題を指摘。『道路をどうするか』等の著書多数
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川村晃生(かわむらてるお) 研究と市民活動を共に実践する行動派学者。リニア活動のリーダーとして、リニア訴訟の他景観問題やリニアまんが訴訟を手掛ける。
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リニア工事で減水する大井川源流部
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中川村のリニア関連工事の残土置場
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 大鹿村上蔵の残土仮置き場

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