リニア談合疑惑に関連して

更新:2018/03/05

 現在、リニア工事の談合の疑いで、大手ゼネコン4社が東京地検特捜部の捜査対象になっています。この件に関して、1月20日頃、リニア中央新幹線沿線住民ネットワークとストップ・リニア!訴訟原告団は、特捜本部に対して、「この問題を徹底的に解明し、真相を明らかにしていただくよう強く要請」する葉書を作成し、リニア計画に反対する皆さんに投函を呼びかける行動を決定しました。葉書の文面と表書きは以下の通りです。葉書を書いていただける人に1枚につき50円で渡し、印刷費用ほかに充てるというものです。

 「飯田リニアを考える会」は、リニア中央新幹線沿線住民ネットワークに参加していますが、この件について1月26日に運営会議で話し合った結果、以下の理由で、この行動には参加しないことを決定しネットワークにはその旨伝えました。具体的には、原告、支援者、会員に葉書を出すよう要請しないということです。ネットワーク本部より届いた葉書はすべて返送しました。

  1. 原発に批判的だった元福島県知事の佐藤栄佐久氏は、実弟が関与した汚職事件の追及を受け、5期目の任期途中での辞職、自身も受領金額ゼロ円の収賄の容疑で逮捕されました。リニアの不正受注事件を調べているのが佐藤氏の事件に関わった森本宏氏であるという事実。
  2. リニア計画に反対する人たちの名簿を検察に提出するに等しい行為である。
  3. リニア計画の問題点に関して本質的なことではない。
  4. 独禁法にてらして本当に違法性があるのか極めて疑問。

 ご報告が遅くなったことをお詫びします。

 このページを見て、これから葉書を出そうと思われる方もおられるかも知れませんが、上記の理由から、お薦めできません。