6月23日の第5回口頭弁論のあとで、ストップ・リニア!訴訟の提訴1周年を記念して講演会とシンポジウムが東京で行われます。

PDF版 案内チラシ


ストップ・リニア!訴訟 1周年記念講演会&シンポジウム

絶対にリニア新幹線はつくらせない!


2016年5月20日 東京地裁に提訴


2016 年8月 大鹿村(足立 悠弁護士撮影)

 私たちは昨年5月、国交大臣のリニア工事認可の取消を求めて738人が原告となり、東京地裁にストップ・リニア!訴訟を起しました。裁判では、リニア沿線各地で起きている、またこれから起こるであろう深刻な事態について原告の意見陳述が続いています。提訴から1周年を記念して、リニアの不要性と危険性を改めて考える講演会&シンポジウムを開催します。リニアに関心を持つ多くの方の参加をお待ちしています。

6月23日(金)
午後4時~6時半

衆議院第一議員会館(地図)
大会議室(地下1階)
(午後3時から玄関ロビーで入館証配布)

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第1部 基調講演:

ジャーナリスト・斎藤貴男氏


暴走するリニア新幹線

JR東海自身が「絶対にペイしない」というリニア中央新 幹線。しかしその暴走に歯止めがかからない。JR東海の単独事業のはずが、急きょ約3兆円の財政投融資が決定。それにもかかわらず、メディアはリニア批判に動かない。真実を隠してリニアを進める闇に迫る。

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 第2部 シンポジウム
真実を隠してリニアを進める闇に迫る

パネリスト


訴訟弁護団共同代表 関島保雄氏


ジャーナリスト 斎藤貴男氏


訴訟原告団長 川村晃生氏

1都6県の沿線から報告も予定

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講師・パネリスト プロフィール

斎藤貴男さん

ジャーナリスト。早大→英バーミンガム大学大学院を経て、日本工業新聞、プレジデント編集部、週刊文春記者を経験した後フリーに。時事・社会・経済・教育など幅広い問題で新自由主義や政府による情報統制を批判、雑誌や週刊誌に寄稿している。リニア新幹線についても批判的立場で精力的に取材をつづけている。「マスコミ九条の会」呼びかけ人をつとめている。2012年『「東京電力」の研究 排除の論理』で第3回いける本大賞を受賞。ほかに『ジャーナリストという仕事』(岩波ジュニア新書)、『「マイナンバー」が日本を壊す』(集英社インターナショナル)、『ゲンダイ・ニッポンの真相』(同時代社)、『失われたもの』(みすず書房)など著書多数。

関島保雄さん

弁護士になって以来、公害・環境問題に取り組む。1976年~2007年米軍横田基地の騒音訴訟に参加。2000年10月圏央道工事の差し止めを求める『高尾山天狗裁判』を提訴し、弁護団事務局長を務めた。2013年3月、原告1千人余で国を訴える米軍機の飛行差し止めと損害賠償を請求する『新横田基地公害訴訟』を提訴、弁護団団長になった。2016年5月から『ストップ・リニア!訴訟』弁護団共同代表。

川村晃生さん

慶應義塾大学名誉教授。環境人文学者。『古今和歌集』(ほるぷ出版)、『日本文学から「自然」を読む』(勉誠出版)、『壊れゆく景観 消えてゆく日本の名所』(共著、慶應義塾大学出版会)などの著書。30年間市民運動家として活動。リニア山梨実験線計画以来リニア反対に立ち上がり、2013年2月、リニア新幹線沿線住民ネットワーク発足時に共同代表に就任、現在、『ストップ・リニア!訴訟』の原告団長をつとめている。

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  主催:ストップ・リニア!訴訟原告団   問い合わせ 事務局・天野捷一 090-3910-8173